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イベントレポート

祝・シリウス2周年 ~華道と音楽の一期一会~

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【目的】

開館2周年という節目の日に、多くの人が行きかうエントランスにおいて、様々な人や文化との出会いの場であり、来館者一人ひとりにとっての居場所であるシリウスを象徴するセレモニーを開催する。エントランスという空間を大胆に使って先進性を示すとともに、市民参加要素を盛り込み、来館者が「自分ごと」として楽しめるイベントとする。

【取り組み内容】

大型作品やダイナミックなパフォーマンスを得意とし、国内外で活躍する華道家の上野雄次氏が、高さ4メートルにもなる巨大な柳のオブジェをリアルタイムで制作。人と人、人と宇宙とのつながりをテーマにした壮大な作品の枝々には、事前に来館者より募った願い事を書いた色とりどりのリボンがご来場の方々の協力のもと結ばれ、制作の半ばでは、来場者の方々とともに屋外へ運び出した枝を上野氏が大きく振り回し、空へと一つひとつの願い事を昇華させる場面もありました。

上野氏の作品作りを支えたのは、琴とサックスによる和洋の音色。華道と琴とサックス、一見異色とも思える組み合わせですが、市民を中心とする演奏者の方々は、時に激しく、時に繊細に、上野氏のインスピレーションに呼応するかのように豊かな音色を響かせ、エントランスは一期一会の出会いがもたらす興奮に包まれました。

最後は完成した作品を前に、市長、ヤマトン、そして来場者の皆様とともにシリウスの2周年を盛大に祝い、セレモニーは幕を閉じました。 セレモニー終了後は、シリウスにちなみ「星・宇宙」に関連したイベントが各フロアで行われ、お子様からシニアの方まで、多くの来館者で賑わいました。

【成果】

複合施設であるシリウスにおいて、施設間の融合を象徴する共有部分であるエントランスを舞台に、新たな表現方法を模索することができました。 また、作品に願い事を託し、その願いを枝へ結ぶという作品の核心部分を来場者の方々に担っていただいたことは、シリウスが市民主役の場所であることを印象づける機会となりました。

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