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イベントレポート

神保 彰 ドラムワークショップ

音楽・文化

【目的】

・2月23日(日)開催『神保 彰 ワンマンオーケストラ2020 YAMATO de JIMBO』の関連企画として、経験年数不問・3歳以上対象のドラムワークショップを実施。

・Newsweek誌で「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれた、日本が世界に誇るドラマー、神保 彰。神保氏と受講者によるマンツーマンのレッスンを通して、受講者・聴講者ともに、第一線で活躍するアーティストの技術力やパフォーマンスを体感していただく。

【取り組み内容】

・2月23日(日)開催『神保 彰 ワンマンオーケストラ2020 YAMATO de JIMBO』に出演する、ドラマー・神保 彰さんを講師に迎えました。はじめに神保さんより、今回の講座は経験の有無を問わずに参加できるワークショップであること、神保さんが今回のために考案したワークショップ用の譜面を基に進行していくこと、一緒に叩いてセッションする形のワークショップであることなどの基本的な説明と、ワークショップに対する意気込みをお話いただきました。

・ワークショップは、譜面の説明と簡単なドラム機材の説明から始まりました。譜面には神保さん考案のリズム譜と自由演奏が設けられており、神保さんが見本演奏を行ったのち、初めての方のために叩く場所やリズムを詳細に説明し、自由演奏はそれぞれの経験値に応じて演奏いただくことなどをお話いただきました。

・受講者はワークショップ当日がドラムデビューの方から、ブランクのある方、経験年数=年齢に近い方と様々で、年齢層も小学生から中高年の方まで幅広くご参加いただきました。経験年数の長い方は、自分のドラムスティックをご持参いただいたり、独自のセッティングをする一方で、初心者の方は足の置き方やイスの座り方といった基本から指導いただきました。

・受講者の経験年数に合わせて、セッションの内容にもアレンジが加えられました。年数の長い方とはテンポを速めたり、少し難しいリズムでセッションしたりする一方、初めての方や年数の浅い方とは譜面の通り演奏することで、受講者の経験に応じた最適な技術の見本を提示いただきました。

・質疑応答の時間には、テクニカルな質問に対しては実演を交えながら神保さんの経験談を含めてお話いただきました。そのほか、日々の練習法から身体メンテナンス・装着している備品についてまで、質問は多岐に渡りました。受講者だけではなく、聴講者からの質問にも一つひとつ、熱意をもって丁寧に答えていただきました。

・最後は神保さんのドラム演奏を披露いただきました。受講者・聴講者ともに、神保さんのパフォーマンスを間近で見られるよう、360度囲んで演奏いただきました。参加した皆さんは足元・手先など様々な箇所を熱心に見入っていました。

【成果】

・日本が世界に誇るドラマー・神保彰さんの演奏技術や音楽論を、ご本人から直接学ぶ貴重な機会となりました。

・受講者の方からは、「もっと長い時間受講したかった」「色々な方の演奏も楽しめたので、聴講だけでも楽しかった」といった声をいただきました。

・未経験者から経験者までご参加いただくことで、基本から応用まで多岐に渡る、神保さんの技術力の幅広さと奥深さを垣間見ることができました。また、受講者も他の受講者のセッションを聴講することで、自身の課題点の振り返り・他受講者のセッション(アプローチ)方法や演奏技術を学ぶことができる機会となりました。

・1980年のデビューから約40年経過した現在でも、日々の練習を欠かさないこと、課題は無くならないこと、練習は自身の演奏の課題点を克服するために何が必要かを考える作業であること、といった日々の心がけやプロとしての姿勢についてお話いただき、知見を深めることができました。

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