YAMATOMIRAI > 文化創造拠点シリウス > イベントレポート > 声を出さずに楽しむ うたごえ喫茶
イベントレポート
学び
健康
【目的】
感染症が流行している時代において、大勢で歌うことが難しくなった。声を出さないという新しいスタイルでうたごえ喫茶の雰囲気を体験し、新しい生活様式での音楽の楽しみ方を提案する。懐かしいうたを聴いて昔を思い出すなど、回想法の要素も取り入れる。
【取り組み内容】
シリウス開館当初から4階健康テラスにて毎月第2日曜日に月例で開催していたイベント「なつかしのあそびをたのしもう」に替わり、9月から新しく始まったイベントです。大和市立図書館で所蔵している視聴覚CDをCDプレーヤーでかけて、参加者と音楽を鑑賞します。
懐かしい歌謡曲や誰もが知っている童謡などから5~7曲を毎月選曲します。
9月の第1回目では、「上を向いて歩こう」「幸せなら手をたたこう」「いつでも夢を」「リンゴの唄」「銀座カンカン娘」「小さい秋みつけた」「ふるさと」を鑑賞しました。
続く10月の第2回目は、鉄道の日(10月14日)にちなんで、「うたで鉄道の旅」をテーマに、鉄道にまつわるうたを選曲しました。「鉄道唱歌」「線路は続くよどこまでも」「汽車」「汽車ポッポ」「ブルー・ライト・ヨコハマ」「いい日旅立ち」「銀河鉄道999」を鑑賞しました。
また、図書館スタッフは、クッキーの空き缶で作った車掌帽で鉄道員になりきったり、スカーフを首元に巻いて車内サービス係に扮したり、コスチュームからも鉄道の雰囲気を演出しました。
11月以降も、毎月第2日曜日に開催する予定です。毎月テーマを変えて選曲しますので、何度ご参加いただいても楽しめる内容となっています。
【成果】
声を出して歌わなくても、音楽に耳を傾け、リズムに合わせて手をたたいたり、目を閉じて歌詞の情景を思い浮かべたり・・・
皆さんそれぞれのスタイルで存分に楽しんでくださいました。声を出さずに楽しめるので、歌うことが苦手な方でも気軽にご参加いただけます。
あえて声を出さないことで、新たな楽しみ方があることを発見できました。
特に、第1回目の最後に鑑賞した「ふるさと」は、今年ふるさとに帰省がかなわなかった方に、心の帰省をお手伝いできたのではないかと思います。
また、第2回目では「うたで鉄道の旅」をテーマにした選曲で、なかなか旅行ができない方にも、想像の旅を楽しんでいただきました。
懐かしい旋律でふと昔のことが思い出されたり、あらためてじっくりと味わった歌詞が胸に響いたり、そんなひとときを過ごしていただけたらと願っています。
お問合せ:大和市立図書館 健康コーナー 046-263-0211