【誰しも抱える不安】

7月26日、8月2日　いずれも金曜日の全2回で、

「親の旅立ちに備えて～知っておきたい、準備と手続き～」の講座が開催されました。

いつかは訪れる身内の死。それとともに発生するのが死亡後の手続きの数々です。

多くの場合、いざ自分が遺族となったときに「どういった手続きがあるのかわからない」、「本当に大変だった」という声をよく聞きます。

この講座では、その時のために備えておくべき書類や手続き、ありがちなトラブルに備えるための講座として開催されました。

また、そういった不安を抱える世代を対象に、19:00～20:30の夜間講座としましたが、

遅い時間にもかかわらず、満員御礼となりました。

多くの方にとって共通の心配事であることが、改めて思い知らされました。

【講座内容】

講師は、遺産相続手続まごころ代行センター・相続手続きコンサルタントの安倍 愛　氏（G1行政書士法人）にお願いしました。

1日目は「今からできる相続の事前準備」と題し、

初めての方にもわかるよう、親の旅立ちから14日までの間に必要となる手続きを、重点的にお話しいただきました。

2日目は「遺産の相続で困らないために」と題し、

どのように進めればスムーズなのか、何に気を付けて手続きすればよいか、また「よくある相続トラブル」まで、遺言書の書き方を中心に解説いただきました。

【受講者の感想】

参加者も日頃からよく勉強されており、活発に質問をされていらっしゃいました。

複雑な内容も、講師や税理士の先生方が誠実にお答えくださったので、参考になったかと思います。

講座後のアンケートからも「遺言書が大変重要であることが分かった。分かりやすく説明してくださり、とても助かった」という声が多かったものの、「大変な作業だということは理解できた」という声もありました。

確かに、こうしたことを日頃から準備するというのは、なかなか難しいことですが、“気づく”ということが学びの第一歩でもあります。 今回、学んだことを「いざ」という時に活かしていただき、少しでも穏やかに故人のお見送りができる一助となれましたら幸いです。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。